飼い主とペットを取り巻く問題〜現実を知り、解決へと導く〜

日本ではまだ約38500頭の犬や猫が
殺処分されています。

平成30年度の犬や猫の殺処分は数年前に比べると半減していますが、まだ約38500頭の犬や猫が殺処分されています。その中には、「飼うのが面倒になった」や「引越先では飼えない」など、人間の無責任な行動が引き起こしているものや、飼主が亡くなって仕方なくペットを引き受けたがやはり面倒を看きれず保健所に連れていったなど理由は様々です。今後さらに高齢化社会が進む中で、今以上に高齢者とペットの問題が増えると予想されます。そこで我々認定NPO法人ピーサポネットは高齢者とペットに関する問題にスポットを当てて少しずつ解決していきたいと考えています。  

高齢者は、新たにペットを飼育しにくい
環境になっています。

犬猫の殺処分が大きな社会問題となり、平成25年の動物愛護管理法の改正によって終生飼養義務が初めて明文化されました。この明文化は、動物愛護の視点ではとても素晴らしいことでしたが、一方高齢者福祉の視点からすると、非常に厳しい内容になりました。それはなぜか?例えば、高齢者が飼っているペットが飼主より先に旅立ち、その直後飼主がペットロスになったとしても、新たにペットを迎い入れることができず、寂しい人生を送らないといけないからです。それでは、なぜこのような事が起こるのか?それは、日本社会の縦割行政が起因しています。犬猫の殺処分を減らす対策を打つのは環境省。高齢者福祉に関する対策を打つのは厚生労働省。それぞれの行政がそれぞれのミッションを達成する為に単独で対策を打つからこのような事態を招くのです。そこでピーサポネットでは、ラブポチ信託®を普及させることで、行政間のギャップを埋め、犬猫の殺処分を減らしつつも、高齢者が安心してペットと共生できる心豊かな社会を実現したいと考えています。

ペットは高齢者の心と身体に元気を与えてくれます。

世界ではペットと共生することによって様々な医学的効果があると発表されています。具体的には、ペットとの共生効果として、ドイツでは医療費が7000億円以上、オーストラリアでは3000億円以上も抑制できたという論文が発表されています。日本でもアニマルセラピーが医療現場においても注目を集めたり、ペット共生者と非共生者を比べた場合、共生者の方が著しく認知症の発症率が低かったりと、ペットと人間が共生することは、高齢化社会が進む日本にとって非常に重要なことだと考えています。他にもペットと共生することで、以下のような効果があるといわれています。人生100年時代を迎える日本にとって注目すべき効果ではないでしょうか。

  • 血圧や脈拍の安定病気の治癒的効果を上げるやる気が出る
  • 認知症予防疎外感が無くなる高齢者同士のコミュニケーションが増える
  • 生活にメリハリが付く延命効果が期待できる笑顔が増える安心感が得られる